弦の交換時にやっておきたいこと
アコースティックギターの弦を交換(張り替え)する時にやっておきたいことをいくつか紹介したいと思います。
ボディを掃除しておこう
ギターの弦を取り外したら、せっかくなのでボディの方を掃除しておきましょう。掃除に使うのはギタークロスなんですが、ない場合は古いTシャツなどで代用が可能です。ワックスをつける時は本体には直接つけずクロスの方につけるようにします。
指板の方も弦の汚れや手の油などで汚れまくっているのできっちり拭いておきましょう。
チューニングが合わない場合は、ナットに鉛筆(潤滑材)をつける
ナットは基本的に消耗していく部分です。ある程度長く使ってきたギターの場合、ナットの溝が削れてチューニングが合いにくくなります。2弦と3弦なんかは特に削れやすいようでチューニングしてる途中にカチッと音がするほど削れてしまっているケースもあります。そういう場合の対処法としてナット溝に鉛筆の粉をこすり付ける方法があります。鉛筆の粉は簡易的なナットの潤滑材として使用されているけっこうメジャーな方法です。
弦の交換 ペグの向きをそろえる
弦を張り替える前にペグ穴の向きが正面になるようにそろえておきましょう。こうしておくと交換する時が少し楽です。
弦の交換 ポールエンドを折り曲げる
弦を交換する時は、写真のようにポールエンドを折り曲げておきましょう。このようにポールエンドを曲げておくことでギターのボディに弦の振動がよく伝わるようになります。
サウンドホールに手をつっこんで、ポールエンドとボディがしっかりと密着しているか確認しておきます。
交換が終わったら 弦をしっかり伸ばす
張り替えたばかりの弦というのは、弦が馴染んでおらずチューニングの狂いが生じやすいです。写真のように弦を指で引っ張るなどして弦をしっかり伸ばすようにしましょう。
以上、弦を張り替えるときにやっておきたいことの紹介でした。
な~んだと思われるくらい単純なことですが、良い音を出すためには必要なことだったりします。
関連記事:ギターの弦を交換してみよう