カッティング、ブリッジミュートのやり方について
カッティング、ブリッジミュートとは
カッティングとはストロークのことなんですが、音をカットするようにリズミカルに弾くことをいいます。
そのカッティングの中でも、弦を弾いた後にブリッジ側の弦を叩い(チョップするように)て音を打ち消すことをブリッジミュートと呼びます。叩く力加減によっては「カチッ」とパーカッションのような音を鳴ります。
このブリッジミュートを使った楽曲で有名なのは、ジョンレノンのスタンバイミーという曲です。カッティングは他にも左手の指の力を抜く方法、右手でフレット上の弦を叩く方法があります。リズムよく鳴らしたらかっこよく聞こえるのでぜひチャレンジしてください。
カッティング
スタンドバイミー風にコードを進行させてみよう
Lesson1 スタンドバイミー風コード進行
コード進行はG→EM→C→Dです。一定のコード進行をひたすら繰り返すわけですが、これを『循環コード』といいます。
Lesson2 カッティングを使って弾いてみよう
コード進行がわかったら次はカッティングを使って練習してみましょう。カッティングのやり方はダウンストロークの時に、6弦5弦4弦あたりの低音弦を手をチョップさせるようにぶつけるだけです。カッティングすることでそれまで出ていた音が消され、パーカッションのような歯切れの良いアタック音が出ます。
左手を使ったカッティング
左手を使ったカッティングとは
次は左手を使ったカッティングの説明です。ブリッジミュートは右手で音をカットする奏法でしたが、左手の押さえている指をゆるめることでも音をカットさせることも可能です。
左手を使ったカッティングはブラッシングと呼ばれています。ブリッジミュートのようなアタック音は出せませんが、弦をこすりつける時のザクザクとした音はストロークにメリハリを与えることが可能です。
やり方
左手を使ったカッティングは通常バレーコードを押さえた状態で行います。やり方はストロークすると同時に左手の押さえている指の力を緩めるだけです。ストローク→左手のバレコードを押さえている指の力を抜く、これで音が途切れてザクッとしたブラッシング音となります。
ブラッシングはエレキギターによく使われる奏法ですが、アコギでも応用されているテクニックなのでおぼえておきましょう。
EX)左手を使ったカッティングストローク パターン1
EX)左手を使ったカッティングストローク パターン2
EX)左手を使ったカッティングストローク パターン3
以上、カッティング・ブリッジミュートの説明は終了です。カッティングはそれほど難しいテクニックではありませんが、リズムキープが雑だとはっきりいって上手に聞こえません。メトロノームを使ってリズムトレーニングをかねてマスターしていきましょう。