メトロノームを使った練習方法について
メトロノームとは
メトロノームはリズムトレーニングに使う機材です。アコースティックギターに限らず楽器練習にはリズム感を養うトレーニングが必要なので機材としては最必需品といえます。
メトロノームにはアナログ式、デジタル式のタイプがあります。アナログ式は振り子がカチカチなるタイプで電池がいらず、視覚的にわかりやすいというメリットがあります。デジタル式のメトロノームは電池が必要になりますが、細かくBPM(1分間になるカウント音)の設定が可能です。
個人の練習ではデジタル式のメトロノームの方が使い勝手はよいと思います。メトロノームを持っていないという人は安価なデジタル式ので十分なので一つ手に入れておきましょう。また最近ではiPhoneやアンドロイドなどのスマートフォンでアプリとしてあるのでそれらを代用するというのも一つの手です。
BPMの設定について
デジタル式のメトロノームを使う場合は『BPM』の設定が必要になります。BPMとは1分間における拍の数を数字で表した単位のことです。例えばBPMを60と設定した場合は1分間に60個の音が一定間隔のリズムで鳴ることになります。楽器の練習では80~120の間で設定して練習するようにしましょう。
基本は4ビートを使って練習しよう
メトロノームを使った練習は基本的に4分音符を使った4ビートで練習するのがベストです。倍の8ビートで練習すると自分の出している音がわかりにくくなるのでオススメしません。メトロノームのカウント音とその裏のリズム(音のしない部分)を感じながら練習するのが効率的なリズムトレーニングとなります。
効果的なメトロノームの使い方
メトロノームの代表的な練習方法は次の三つになります。
- 拍と一緒に弾く(表を鳴らす)
- 拍を鳴らさず裏を弾く
- 両方鳴らす
最終的にメトロノームが鳴っていない状態でもリズムが乱れてないようになるのが理想です。ダウンピッキング(表)とアップピッキング(裏)を分けて練習し、交互に組み合わせてもリズムが崩れない状態になるよう練習しましょう。
まとめ
最後にリズムトレーニングはしたいけどギターの音は出せないという場合の練習方法を解説しておきます。そういう時はギターのピックガードに小指をトントンとリズムに合わせて叩くといいでしょう。 これなら音はほとんど出ないので夜間でもリズムトレーニングが可能です。リズムトレーニングは単調で飽きてしまいやすいのがデメリットですが、リズム感が悪いと上手に聞こえないというのも事実です。色々と工夫しながら練習を続けていきましょう。