サドルをTUSQに交換してみよう
TUSQサドルとは
TUSQサドルはグラフテック社が販売している人口象牙素材を使ったサドルです。高めのギターに装着されているので高級素材といえますが、楽器屋で売っている値段は1000円くらいとそれほど高くはなく手軽に買える製品です。最初からある程度形が成型されて販売されているので自分のサドルのと近いサイズを選んで交換するようにしましょう。
用意するもの
・新品のTUSQサドル
→サイズを知りたい方
→
・紙やすり 荒め、中目、細めの3種類
#100 #500 #1000~ のサイズでいいです、耐水ペーパーでも可。
・平らな板
ガラス板、アクリル板などがあるとベスト。
・水
耐水ペーパーで削る場合、濡らしながら削ると粉が飛び散りません。
・新聞紙
床に敷きます。
サドルの加工手順
削りたい量をあらかじめチェックしておく
今回は前の状態よりも0.3mm(6弦12F上計測)ほど下げたいと思うので0.6mm削る必要がありました。合計すると1.5mm程削ることになるので、大体の目安をボールペンで印をつけました。
サドルのサイド面を削って調整
写真では横方向を削っていますが、これは新品のTUSQサドルの横幅が微妙に大きいのでサドルみぞに入らなかったからです。ジャストサイズを選んだつもりでも入らないケースがあるので状況によって修正が必要になります。ちなみにサドル交換時には『粉』が出るので耐水ペーパーで水をつけながら削っています。
ピッタリとハマるか確認する
サドルの側面を削りつつ、時々はめてはサドルがピッタリとはまってるかを確認します。サドルを入れてギターを逆さまにしても落っこちないくらいの状態がベストです。ここで注意ですが、無理してサドルをつめこむようなことはしないでください。ブリッジを傷つける原因になりますし、サドルを抜き取る時に大変になります。
底面を平行に削るコツ
サドルがピッタリとはまったのを確認したら次は底面加工に入ります。サドルは底面が平らになるよう削る必要があるため、縦方向にサドルを動かしながら慎重に削っていきましょう。同じ方向で持っていると力加減に偏りができるので、持つ方向を変えて力を分散させながらヤスリがけしていきます。
ある程度削れたら微調整して完成
サドルの底面加工は平らにするため目で確認しながら慎重に削っていく必要があります。ある程度削れてきたら、粗めの紙やすりから中目(#500くらい)に変えていきましょう。そして最終的に細目(#1000~)の紙やすりで凹凸面がなくなるよう磨きをかけましょう。