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■マホガニー材 ・・センダン科マホガニー属の広葉樹。主な産地はアフリカ、中米、および南米のコロンビア、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、ブラジルなどです。一般的にマホガニーとはアフリカ産アフリカンマホガニーを指しますが、グレードが高いギターは中米のホンジュラス産のホンジュラス・マホガニーを採用しています。ローズウッドに比べ軽めで抜けの良い音が特徴で、マーティンのD-18、ギブソンのJ-45などが代表的なマホガニーモデルです。ちなみにサペリという木はマホガニーと似ているため代用材としてよく使用されてます。
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■ローズウッド材 ・・マメ科の広葉樹。別名紫檀(したん)。ギターに適した材としてよく使われており、名前の由来は香りがバラに似ているからだそうです。伐採地は東南アジア、南米、アフリカなどです。マホガニー材に比べ中高音に厚みがあり、どっしりとした低音が特徴です。マーティン社のD-28、D-35、D- 42などのモデルで使用されてます。ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)、インディアンローズウッド、ホンジュラスローズウッド(ニューハカランダ)、マダガスカルローズウッドなどローズウッドにも種類がありますが、ハカランダは伐採制限のため今では一部の高級機にしか使用されてません。
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■ニューハカランダ材 ・・ハカランダは最もギターに適した材として使用されてきましたが、伐採や輸出入に制限があるため代用材として生まれたのがこのニューハカランダという木材になります。ホンジュラス産のローズウッドやココボロという木がニューハカランダとして市場に出回ってます。音についてはハカランダの代用材だけあって限りなく近いとされています。
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■メイプル材 ・・マホガニー・ローズウッドと並んで人気の高いのがメイプル材です。カエデ科カエデ属の落葉広葉樹。主な伐採地はカナダ、アメリカ北東部。非常に硬質な木でクリアな音が特徴です。ジャイアントメープル、シカモア、シカモアメープルなどが有名です。エレキギターのトップ材にも使用されていて残響音が少ないのでマイク乗りが良いとされてます。
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■ウォルナット材 ・・クルミ科の落葉広葉樹。主な伐採地はカナダ、アメリカ東部。乾いた感じの甘い音色が特徴です。
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■ナトー ・・アカテツ科の木材で東南アジアで伐採されています。材質にバラ付きがあるせいか安価なギターによく使われている材です。音についてはマホガニーに近い印象を受けます。
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