ピックの種類と音、フォームについて | 初心者から始めるアコギ塾

ピックの種類と音、フォームについて

 

ギターの定番小物であるピックですが、そのピックにも種類や特徴があります。

 

ピックの種類と特徴

 

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ナイロン製の薄型ピック(通称ペラペラピック)

ナイロン製で出来た薄型ピックの中でも特に薄いのがこの通称ペラペラピックです。厚みがわずか0.38mmしかありません。厚みが少ないので弾いた音も小さいです。弾き語りにもレコーディング用にも正直むいていません。音量を出さずに練習したい時に使うピックです。

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ティアドロップ型薄型ピック(thinサイズ、通称ぺラピック)

ティアドロップ型のピックの中でも薄いのがthinサイズのぺラピックです。ぺラピックはある程度実用的なピックといえますが、アタック感を出したい時や単音をはっきりと出したい場合には不向きなピックです。同じティアドロップ型でもミディアムサイズの方がより実用的なピックといえるでしょう。

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トライアングル型ミディアムピック(通称おにぎり型ピック)

トライアングル型のミディアムピックはティアドロップ型のミディアムピックと並んでよく使われているピックです。ギター初心者でどのピックを選んだら良いのか迷った場合はとりあえずトライアングル型を選んでおけば間違いはないでしょう。トライアングル型は幅があって持ちやすいし、三辺どれもが使えるので長持ちするといったメリットがあります。サウンド についてはティアドロップ型に比べてややマイルド(甘め)な雰囲気になります。

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ティアドロップ型ヘビーピック

最後に紹介するのがティアドロップ型のヘビーサイズです。太さが2mmもあります。厚みがあるので出る音もアタック感のあるサウンドとなります。はっきりいって扱いにくいピックですが、音量も出るし独特なアタック感があるのでプロミュージシャンほど厚めのサイズのピックを好むという話もあります。ミディアムサイズのピックをある程度使いこなせるようになったら、ヘビーサイズのピックにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

 

ピックの持ち方

 

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人差し指先と親指先で摘むスタイル

ピックの種類によって鳴るサウンドは変わってきますが、ピックの持ち方によってもサウンドはずいぶんと変わってきます。人差し指と親指で摘むスタイルは、アタック感がマイルドになり歯切れの良いサウンドが得られます。ただし重厚なサウンドは得られにくいという欠点もあります。音量を出せない部屋弾きや加工ありきのレコーディングのバックサウンドによく使われるピッキングフォームです。

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3本指で摘むスタイル

ロック系のギタリストなんかは指3本で摘む持ち方の人が多いという話です。サウンドについては人差し指と親指の2本で摘むスタイルよりもアタック感が若干出るようになります。しかし大きな違いはないので持ち方の癖といった方がいいかもしれません。押さえている指の本数が多いのでピックがずれにくく、落っことしたりしないので初心者向きのピッキングフォームといえます。

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人差し指を折り曲げ、親指の関節付近で固定するスタイル

人差し指をクの字に折り曲げ、側面にピックを置いて親指をそえるというピッキングフォーム。教則本なんかではこのフォームを推奨しているケースが多いと思います。このフォームだとピックの固定力が上がるので音量が出るし、直感に忠実なサウンドが得られるというメリットがあります。ただし慣れるまである程度時間がかかると思います。弾き語りや路上ライブで大きな音量でプレイしたい場合はこのフォームで練習するのもいいかもしれません。

 

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参考商品
名城商会 本鼈甲ピック ティアドロップ 0.8mm

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