ロングトーンブレストレーニングで声域を強化しよう
ロングトーンブレストレーニングの目的
ロングトーンブレストレーニングとは、一定の声量で音程を持続的に発声するボイストレーニングのことをいいます。人間には器官がたくさんありますが、地声を変えたいからといって練習しても残念ながら変わるものではありません。声帯の太さは生まれつきのものであり、訓練どうこうで変わるものではないからです。しかしトレーニングによって声を響かせるように発声を強化させることは可能です。ロングトーンブレストレーニングを続けることで腹筋や呼吸筋が確実に鍛えられます。普段出しているつもりでも出せてなかった声量がスムーズに出せるようになるので、声量に自信のない人はトレーニングに取り入れることをおススメします。
ロングトーンブレストレーニングの練習方法
ロングトーンブレストレーニングのやり方については下記のとおりです。
①腹式呼吸を利用する
②喉を開くことを意識する(舌を下あごの上に乗せ軽くアカンベした状態で発声する)
③正しい姿勢かつ、リラックスした状態で行う
④無理に声を絞り出すことのではなく、同一音程で「長時間」 発声を保つことを目的に練習する
⑤声量については特に気にすることはなく、自分の出せる最低音から最高音まで をまんべんなくトレーニングする(ドレミの出る楽器がそれに合わせる)
⑥発声する際は、胸や頭に手を置き「響き」を感じとろう
練習のポイント
どのボイストレーニングにでも言えることですが、とにかく腹式呼吸を意識しながら練習することが大切です。一回あたり30秒程度を目標としてお腹がペチャンコになるまで息を吐ききるようにしましょう。練習の際の注意点としては喉を酷使しすぎないことです。大声で発声するのではなく小音量で響く発音を獲得するのが狙いですので、喉を痛めてしまうような練習のやり方は良くないということをおぼえておきましょう。
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