使用ギターの紹介②MORRIS(モーリス)WJ-50、M-61 | 初心者から始めるアコギ塾

使用ギターの紹介②MORRIS(モーリス)WJ-50、M-61

 

MORRIS(モーリス) WJ-50

 

■MORRIS(モーリス) WJ-50■

 

・販売年 1980年前後 ・表板 スプルース
・裏板&側板 ハカランダ
・ネック ナトー
・指板 ローズウッド
・フィニッシュ ナチュラル

■MORRIS(モーリス) WJ-50 使用レポート■

 

使用ギターの紹介②MORRIS(モーリス)WJ-50、M-61 | 初心者から始めるアコギ塾

MORRIS(モーリス)のWJ-50は通称「ひげギター」というあだ名をつけられています。

 

1980年当時アリスの谷村新司さんがこのWJ-50の上級モデルを使っていたので人気があった機種だそうです。

 

ボディはギブソンのJ-180のコピーで一回り小さいセミジャンボサイズ。バックにハカランダという今では希少な材木が使用されているので、どんな音か気になって購入しました。ハカランダは今では伐採制限がかかっているため、ハカランダを使ったギターはプレミア級の値段になっています。そういう意味では合板ギターとはいえ贅沢なつくりのギターといえます。

 

音についての感想ですが、WJ-50は全て合板なので単板ギターのようなボディ全体が震え鳴るようなことはありませんでした。しかしストロークした時のまとまり感あるサウンドはなかなか良いですね。ハカランダという材木のおかげなのかわかりませんがエフェクターでリバーブをかけたかのような音がでてきます。ちょっと不思議な音色だと思いました。

 

MORRIS(モーリス) M-61

 

■MORRIS(モーリス) M-61■

 

表板:スプルース単板
裏板 横板:マホガニー単板/マホガニー
指板:ローズウッド
ネック材:マホガニー
ネック幅:44mm
ポジションマーク:12Fワンポイント
チューニングペグ:GOTOH SG38-20CR
弦長:652mm
ブリッジ:エボニー
ピックアップ:B-BAND UST-29L
プリアンプ:B-BAND CORE99
フィニッシュ:シルクフラット
カラー:ナチュラル

■MORRIS(モーリス) M-61 使用レポート■

 

使用ギターの紹介②MORRIS(モーリス)WJ-50、M-61 | 初心者から始めるアコギ塾

MORRIS(モーリス)のM-61はヤフオクで購入しました。

 

M-61はネックが薄くなっていてフレット幅が広く弾きやすかったのですが、購入した時点では弦高が低くセットされていたので少し甲高かい音だったことをおぼえています。そういうわけでサドルを買ってきて調整しなおしました。オークションで中古を買うとこんな感じでなんらかの調整が必要になります。

 

M-61は発売当時は10万円を下回る価格設定で、国内製造のギターということが売りだったようです。ドレッドスタイルのボディでトップとバックが単板造りになっていたので音量も非常に大きくよく鳴るギターでした。ネック幅が広かったのでストロークした時に音がバラけ気味になるので、フィンガーピッカー向きに作られたギターなのかもしれません。

 

トップ板が薄いギターはよく鳴ると言われていますが、M-61はトップ板が非常に薄く造られていて、誤ってドライバーを落としたらぶつけ痕があっさり出来てしまいました。丁寧な造りのギターはそれ相応に丁寧に扱わなくてはなりません。

 

ちなみにこのM-61は国内生産では採算が合わないという理由で生産終了となってしまいました。国産のギターとしては破格の安さのうえ丁寧な造りが印象的でした。鳴る音も同価格帯の商品に比べて一歩秀でていたのは確かです。残念ながら今はもう手放してしまいましたが、中古市場でもあまり見かけないので生産された数は相当少ないようですね。

 

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