枯れてなお返り咲いたブルースマン、ミシシッピ・ジョン・ハート
1928年にレコードを出して以来、行方をくらましていたブルースマン、ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Smith Hurt)の紹介です。
ミシシッピ・ジョン・ハートの概要
ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Smith Hurt, 1892年7月2日-1966年11月2日)は、ミシシッピ州出身のブルースギタリストです。
9歳でギターを学び遊びでひくかたわら、青年期のほとんどを農作業に費やしていました。転機が訪れたのは1928年、パートナーのフィドル奏者ウィリ・ナムールがオーケー・レコーズで録音するというチャンスを得たことをきっかけにアルバムデビューを果たすことになります。
しかし残念ながらも商業的には失敗、その後ジョンは再び農作業に従事するようになります。地元で小規模な演奏はするものの商業ミュージックとはかけ離れていきました。
再びジョンが発見されたのは1963年。音楽愛好家のトム・ホプキンズによって行方知れずとなっていたジョンを発見することが出来ました。
その後ホプキンズの推薦によってワシントンD.C.に渡り、ギタープレイを披露する機会を設けられ 還ってきたブルースマンとして返り咲きました。
その後1966年に亡くなるまで、大学、コンサートホール、カフェ、テレビなど広範囲な分野で活躍することとなります。
ミシシッピ・ジョン・ハートのアルバム
・Avalon Blues: The Complete 1928 OKEH Recordings (Columbia Roots N' Blues reissue)
・Last Sessions - 1966 (Vanguard)
・Mississippi John Hurt 1928 Sessions (Yazoo 1065, Yazoo Records)
・Worried Blues (Piedmont PLP 13161, Piedmont Records)
・Mississippi John Hurt Today (VSD-79220, Vanguard Records)
・Mississippi John Hurt Last Sessions (VSD-79327, Vanguard Records)
・The Best of Mississippi John Hurt (VSD-19/20, Vanguard Records) Recorded live at Oberlin College April 15, 1966
・The Candy Man (QS 5042, Quicksilver Records)
・Volume One of a Legacy (CLPS 1068, Piedmont Records)
・Folk Songs and Blues (PLP 13757, Piedmont Records)